【武蔵野S】ミスターX 東京ダートならモーニンの押し切り濃厚

[ 2016年11月12日 05:30 ]

 東京11R・武蔵野Sはモーニンから勝負する。デビュー9戦で【6・1・1・1】の戦績は圧倒的。馬体を12キロ減らして大敗した2走前・かしわ記念(8着)は不本意だったが、前走・日本テレビ盃で馬体を15キロ増やして2着に好走した。1着アウォーディーは次戦のJBCクラシックの勝ち馬。モーニンにとっても価値のある2着だった。

 レコードVを挙げた2月のフェブラリーSなど、東京は【4・0・1・0】の超得意舞台だ。その内4戦が今回の1600メートルで舞台設定はバッチリ。15年秋麗Sでは今回対戦のノボバカラ(5着)も1秒突き放している。不気味なのは未対戦のゴールドドリームだけか。3歳馬だけに上昇度は侮れないが、キャリア&一度使われた強みでここはモーニンの押し切りとみる。馬単(9)から(3)(5)(7)(8)(13)へ。

 京都11R・デイリー杯2歳Sはタイセイスターリー。キャリア1戦馬だが、デビュー戦が奥深さを感じさせるものだった。レースは14番枠からのスタートで、道中は中団の外を追走。馬群が一番横に広いところを走っていたため、VTRを見る限り他馬よりかなりのロスがあった。少し行きたがる面は見せたが、グングンとポジションを上げていくと直線は2着馬との一騎打ち。必死のムチが入る相手とは対照的に、馬なりの手応えで1馬身1/4突き抜けた。3着以下には5馬身差。その2着ブレイヴバローズがすぐに次戦を勝ち上がったことから、決してレースレベルが低かったわけではない。

 坂路での最終追いは大きく先行したノミネーション(4歳500万)に楽々と1馬身先着する圧巻の動き。矢作師は「手応えに余裕があったし、動きは良かった。まだ荒けずりな部分はあるが、ポテンシャルは高いものを持っている」と納得の口ぶりだ。ここでも勝負したくなる器だ。馬単(1)から(2)(5)(6)へ。

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2016年11月12日のニュース