【みやこS】存在自体がある意味奇跡!?西園厩舎のタムロミラクル

[ 2016年11月4日 05:30 ]

坂路で追い切るタムロミラクル(手前)

 【東西ドキュメント・栗東=3日】ディープインパクト産駒はボレアスが11年レパードSを勝っているとはいえダートで活躍するのはまれ。その意味で日曜京都メイン・みやこSに出走するタムロミラクルは異色のディープインパクト産駒だ。過去5勝を全てダートでモノにして前走・平城京Sでオープン入りを決めた。適性は同じく西園厩舎に在籍して短距離ダートで4勝した母タムロイーネー譲り。西園師は母の姿をダブらせる。

 「お母さんも馬の形は凄く良かったんだよ。この馬もそう。距離適性が長めなのはお父さんがディープインパクトだからだろうね」

 生まれたばかりの頃に頸椎(けいつい)の病気をわずらい、当時は競走馬になれるかどうかすら危ぶまれたという。その苦難を乗り越えた、この馬の存在自体がある意味ミラクルなのかもしれない。追い切りは坂路単走で4F52秒8~1F13秒2と軽快に動いて好調をアピール。厩舎ゆかりの血統馬の活躍を願っている。

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2016年11月4日のニュース