【札幌記念２週前追い】モーリス一段階上のギア！パワフル１２秒５

函館ダートコースで追い切ったモーリス

　２１日の札幌記念に向けて函館で調整中のマイルＧ１・４勝馬で１５年の年度代表馬モーリス（牡５＝堀）が２週前追い切りを行った。堀師も見守る中、角馬場で入念に体をほぐした後にダートコース単走。気合を内にグッと込めながら、４コーナー手前でペースアップ。馬なりのままパワフルな脚さばきでゴール板を駆け抜けた。時計は５Ｆ６７秒２～ラスト１Ｆ１２秒５。

　初時計を出した７月２８日はＷコース（函館）で追い切られたが、池田助手は「まだ余裕があるので、長めから強い負荷をかけられるダートを選択した」と意図を説明。「先週までの動きを踏まえて、もう一段階上げているところ。追い切った後は硬さが出ているので、ケアをしながら調整していきたい」と慎重な口ぶりで今後の見通しを語った。

　同馬は来週から短期免許で来日する香港Ｎｏ・１騎手Ｊ・モレイラとチャンピオンズマイル（１着）以来のコンビを組む。秋は中距離路線を視野に入れていることもあり今後を占う上で重要な一戦となる。