【小倉記念】若き8歳ダコール 2F続けて12秒台マーク

[ 2016年8月4日 05:30 ]

坂路を軽快に駆け上がるダコール

 小倉メインは伝統のハンデ戦「第52回小倉記念」。8歳馬ダコールが栗東坂路で若々しい動きを見せ、好調をアピールした。

 重賞2勝目を狙うダコールは坂路単走で仕上げられた。最初の1Fを14秒7で入ると、そこからスムーズにペースを上げていく。全身を使ったフォームでラスト2Fは続けて12秒台を刻み、4F53秒3~1F12秒8。稽古をつけた河嶋助手は「先週は最後にフワッとなってハミをかけ直したんですけど、今朝は気を抜かないようにして最後までしっかり走ってくれました。イメージ通りやれたし、スイッチが入ってきた感じ」と好感触を伝えた。

 今年8歳。この年でも衰えるどころか安定感を増している。今年に入って4戦は全てハンデ戦への起用。常に58キロを背負って日経新春杯4着、小倉大賞典2着、新潟大賞典4着、前走・七夕賞2着と上位争いに加わってきた。苦楽を共にしてきた河嶋助手との絆は年々、深まってきたようで「落ち着きが出てきたけど、まだヤンチャなところがある。体に関しては以前より分かりやすくなっています。こういうことをすると疲れが出るとか、こんな治療をすれば治るとか分かってきた」と言う。

 ハンデは据え置きの58キロ。メンバー最重量は地力と実績の証。同助手は「ここまで来たら、もう一つタイトルを獲ってほしい」と昨年の新潟大賞典以来、2度目の重賞制覇を期待。バトンを託された小牧は「去年の新潟大賞典を勝ったときは持ったまま来た。ラスト1Fだけ追う、あんな競馬ができれば」と思い描く。自慢の末脚を生かして久しぶりの勝ち星を狙っていく。

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2016年8月4日のニュース