【鳴門・オーシャンC】丸岡 過去SG2勝は08年、12年そして…!?

[ 2016年7月15日 05:30 ]

2日目まで2勝2着1回の丸岡

 鳴門ボートのSG「第21回オーシャンカップ」は15日、予選3日目を迎える。オリンピックと不思議な良縁がある丸岡正典(36=大阪)は、2日目までオール連対をキープ。08年まるがめダービー、12年福岡ダービーに続く3度目SG制覇へ向けて順調な航跡を描いている。外枠残しと楽な条件ではないが、強力な伸び足を備えているだけに好勝負は可能。15日の12Rでも目が離せない存在だ。

 偶然か必然か。丸岡が好調だ。過去2回のSG制覇は08、12年。共にオリンピックイヤーだった。リオ五輪開幕まで1カ月を切った今大会も、初戦2着と上々のスタート。続く2日目はまくり差しとイン逃げで連勝を飾り、得点率トップタイに躍り出た。「五輪の年に活躍?たまたまでしょう。意識もしてないし…。今節だって展開が向いているだけ」。奇妙な巡り合わせを笑い飛ばした。

 だが、一つだけ明らかなことがある。強力な舟足を引き出していることだ。展示タイムは目立たないが、伸びに手応え。昨9R後は「回り足も良くなっていた」と、さらなるパワーアップを感じ取っていた。強敵ぞろいの3日目12Rでも足負けすることはない。

 ボート界屈指の競馬好きとして知られる丸岡。過去には愛馬会員としてマルセリーナ(11年桜花賞)、ジョワドヴィーヴル(同年阪神JF)などG1馬も一口所有していた。しかし、今年は数年ぶりに一口も購入しなかったと明かす。「ピンとくる馬がいなかったのが大きな理由だけど、今年はボートに集中しようかなと思って。今節も外枠の3日目からが本当の勝負」。準優の好枠獲りに向け、かぶとの緒を締め直した。

 同じく、2日目連勝で得点率トップに立ったのが峰。こちらも伸び中心に好仕上がりを見せており、まだまだポイントアップを狙えるだろう。この他では赤岩、石野、篠崎仁の動きに力強さがあった。安定した走りを続ける前本、瓜生、坪井、寺田祥も水準レベルは確実にクリアしている。

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2016年7月15日のニュース