【まるがめ・京極賞】新田7年ぶりG1制覇“気分良くグラチャンへ”

[ 2016年6月17日 05:30 ]

まるがめG1京極賞で優勝した新田

 まるがめボートG1開設64周年記念「京極賞」は16日、第12Rで優勝戦が争われた。勝ったのは1枠から逃げ切った新田雄史(31=三重)。地元の森高の追い上げを振り切って、当地G1は初優勝。V賞金900万円を獲得した。

 3日目にキャリアボデーを交換するほど、新田の機力は目立たなかった。しかし、誰よりも強いツキを味方に引き寄せて、7年ぶりのG1制覇を決めた。

 「展示で回転が上がってなくて冷や汗をかいた。でも、本番は鏡のようなきれいな水面になってくれたおかげで大丈夫だった。丸亀はいつも乗りやすくて好きな水面。相性抜群です」

 スタート展示同様に4枠の桑原がピット離れで遅れて123・564。インの新田の発順は6番手だったが、舟の返りが良く逃げ切り勝ち。捲り差しを狙った地元の森高、内から押っつけてきた三嶌を2Mで軽くさばいた。

 13年に福岡オールスターでSGを勝って以来のビッグレース優勝。G1はびわこ周年以来、2回目の栄冠だ。

 「この優勝でもう一度、グランプリに行きたいと思ったし、次の蒲郡(グラチャン)へも気分良く行ける」

 96期同期の平本真之や篠崎元志は、新田を超える2回のSG制覇を果たした。そろそろ新田も復活の雄叫びを。そう感じさせるシリーズだった。

 ◆次走 新田雄史、白井英治、森高一真、松井繁の次走は21日からの蒲郡SGグランドチャンピオン。太田和美、山崎智也、瓜生正義、池田浩二、毒島誠、峰竜太、篠崎元志、茅原悠紀らとVを争う。桑原悠の次走は30日からのまるがめG3ウエスタンヤング。岡崎恭裕、西山貴浩、篠崎仁志、小野生奈らが参戦。三嶌誠司の次走は24日からの下関G3企業杯。金子良昭、市川哲也、前本泰和、谷村一哉、斉藤仁らと優勝を争う。

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2016年6月17日のニュース