【函館スプリントS】ティーハーフ連覇視界“いい状態で迎えられそう”

[ 2016年6月17日 05:30 ]

ハロー明けの一番で、池添を背に追い切ったティーハーフ

 函館競馬場では「第23回函館スプリントS」へ向けて、昨年の覇者ティーハーフが貫禄の追い切りを見せた。

 連覇へ向け視界は良好だ。ティーハーフは予定通り1週前に栗東坂路でしっかりと負荷をかけられ、11日に函館入り。深川助手が「輸送が強いタイプではないが、先週末にしっかりとケアして今は問題ない。使った上積みも感じるし、いい状態で迎えられそう」と話すように、ここ目標に万全の仕上げを施された。

 最終追いは池添を背に函館Wコース単走。力強く一歩目を踏み出すと、首をしならせ序盤から雄大なフットワークで5F69秒8。道中は鞍上が感触を確かめるように馬なりで運び、直線入り口でエンジン点火。馬体を沈み込ませ“ハジける姿”を確認すると、最後は流して1F12秒5でフィニッシュ。「栗東でしっかりとやっていると聞いたので、けさは馬の行く気に任せて乗った。息遣いがしっかりとしていて、反応も良かった」と鞍上。

 末脚に磨きがかかった昨年は最後方からメンバー最速上がり3F34秒0の脚を繰り出し重賞初制覇。3角からマクって進出し、直線も大外から2馬身半差突き放す勝ちっぷり。次戦のキーンランドC(札幌)も3着と洋芝適性の高さも示す内容だった。今年の高松宮記念では後方から鋭く伸びて6着。一線級のスプリンター相手にも切れ味が通用するところを見せた。

 池添は04、05年シーイズトウショウとのコンビで連覇を達成すると、11年もカレンチャンでV。当レース3勝は歴代最多だ。「開幕週なので序盤から置かれず、流れに乗って運べれば」。昨年同様の“剛脚”で、再び北の大地を沸かせる。

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2016年6月17日のニュース