【NHKマイルC】待ってたミルコ!ティソーナ来そう 

[ 2016年5月6日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=5日】あの男が帰ってくる。皐月賞で騎乗停止の制裁を受けたミルコ・デムーロは2日から騎乗OK。今年のG1予想が不振の寺下は“頼れる男”がターフに戻ってくるのを待っていた。鞍上は週末の中央競馬を待たずして、ゴールデンウイークは名古屋→園田→船橋と交流重賞で“地方行脚”。早速、2日のかきつばた記念をノボバカラで制した。

 2週間ぶりにレースで騎乗した感触を尋ねると「久しぶりの競馬で、勝てて良かったよ。ずっと乗りたかったんだ」と喜びをかみしめる。しかし、1日に1鞍の重賞だけの騎乗で「レースまでが遠いんだ…。サウナに入って、2時間ぐらい待っていたよ」と苦笑い。

 NHKマイルCは関東馬ティソーナとのコンビで挑む。初めて手綱を取った前走のマーガレットSは好位から抜け出して快勝。当時、阪神競馬場で取材していた寺下が取材ノートを見返すと「落ち着いていたし、スッといいポジションにつけられた。最後もスーッと伸びてくれた」というミルコのコメントを見つけ、好感触で引き揚げてきた鞍上の手応えを思い出した。

 改めてG1への意気込みを聞くと「メンバーは強くなるけど、このコースで勝っているしマイルは大丈夫」と意気込む。そして「フレッシュマン・ジョッキーだからね。頑張る」と自らを鼓舞する。鞍上は今年のJRA・G1で3戦2勝。モーニン(フェブラリーS)、ジュエラー(桜花賞)の次は、ティソーナかもしれない。

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2016年5月6日のニュース