【かしわ記念】ハッピー“ぶっつけ”で打倒中央勢

[ 2016年5月4日 05:30 ]

今季初戦を迎える地方年度代表馬ハッピースプリント

 出走12頭中6頭がG1馬と豪華メンバーになったかしわ記念。南関を代表する実績馬も参戦する。まずは昨年、2度目の地方年度代表馬に輝いたG1馬ハッピースプリント。G2浦和記念で久々の勝利を挙げ、暮れの東京大賞典は6着。今回が16年始動戦だ。

 当初は実戦を一度使い、陣営が最適距離と判断するマイルG1のここへ臨むのが理想のシナリオだった。だが「秋冬の疲れが抜けるのが遅く、状態が持ち上がるのに時間を要した」と森下師。休養を経て2月末に大井帰厩。ぶっつけで“かしわ記念史上最強”と言われる中央勢に挑む。

 4月30日の最終追い切りは東京湾C出走のノーフォロワーをパートナーに5F63秒5~49秒5~35秒1~11秒8(強め)。しっかりと負荷をかけた。師は「この馬本来の動き、身のこなしとは言えないが、じっくり乗って下地はつくってきた。現状でこのメンバー相手にどれだけ通用するかですね」と口元を引き締めた。

 一方、昨年3月から7戦負けなし、重賞6連勝中のソルテもいよいよダートグレードに出陣。「前走は少し重かったが今回はそうは思わない。追い切り(1日)もいい動きだった。楽なペースではないが、ソルテの競馬に徹する。チャレンジャーなので」と寺田師。G1は13年JDD6着以来となるが、今は充実度が違う。しかも得意のマイルだ。初の直接対決となる両雄の戦いぶりに注目が集まる。

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2016年5月4日のニュース