【戸田プリムローズ】井口“持ってる”強運Ｖ　１、２号艇がＦ

Ｇ１戸田プリムローズで恵まれで優勝した“持ってる男”井口

　ボートレース戸田のＧ１戸田プリムローズは８日、１２Ｒで優勝戦が行われ、５号艇の井口佳典（３８＝三重）が恵まれで優勝した。１号艇の石野貴之（３３＝大阪）と２号艇の須藤博倫（３８＝埼玉）はフライング。同レースの売り上げの９５・６％にあたる４億１１８５万８９００円が返還となった。

　最後に笑ったのは“持ってる男”だった。５コースの井口はコンマ１０のスタート。内枠２艇ははるか前方にいたが、「（石野と須藤は）早いと思った。冷静に立ち回れた」と外マイで好位置を確保。フライング艇がレースから離脱すると、後続を抑えて先頭に立ち、１４年９月の徳山以来のＧ１優勝の美酒に酔った。

　今節は２日目６Ｒでエンスト失格（選手責任）し、新プロペラでのレースとなったが、「あそこで心が折れていたら優勝はなかった。結局、僕が一番持ってたのかも」。逆境をはね返し、勝利をたぐり寄せた。掲げる目標はグランプリ復帰。「ＳＧを１つ獲って行きたい」。井口は強い気持ちで走り続ける。

　◆次走　優勝した井口佳典の次走は１６日からの津一般戦。中里優子、香川素子、岡村仁らと優勝を争う。石野貴之、桐生順平、田中信一郎は１６日からの平和島ＳＧボートレースクラシック。松井繁、山崎智也、池田浩二、毒島誠、茅原悠紀らとＶ争い。須藤博倫は１５日からの尼崎一般戦。土屋智則、平高奈菜、松田大志郎らが出場。赤岩善生は１６日からの若松一般戦へ。山本寛久、福来剛、山田康二らが参戦する。