楽しみ広がる良血4頭の勝ちっぷり

[ 2015年11月3日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】東西で血統馬が勝ち上がった。日曜の東京芝1600メートルを快勝したルフォールは今年の京成杯勝ち馬ベルーフの半妹。道中は少々ズブい面を見せたが、直線で仕掛けられると瞬時にギアを上げて鮮やかに突き抜けた。距離が延びて、さらに良さそうなタイプ。ブラックプラチナムは、いとこがラブリーデイ。スローペースで力みながら追走、直線はフラつきながらも鋭く伸びた。栗田博師も「未完成の段階」と話すように、まだ粗削りな面を残しながらも、スケールの大きさを感じさせる走り。

 京都では重賞2勝馬ダノンバラードの全弟ダノンシャルマンが2馬身差V。緩い流れをスムーズに折り合って、抜け出してからは最後までしっかり脚を使い、完成度の高さが目を引いた。カジノブギは直線で右ムチに反応して外に大きく斜行する幼い面を見せたが、決め手は一級品。

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2015年11月3日のニュース