【浜名湖・ダービー】山田哲也 7R12Rも制してトリプル勝だ

[ 2015年10月21日 05:30 ]

初日1着スタートを切った山田哲也

 浜名湖のSG「第62回ボートレースダービー」は20日に開幕した。今年のプロ野球界の主役と一文字違いの山田哲也(33=東京)が、早くも機力を引き出して白星発進。スタートの早さと強力な舟足を武器に、2日目以降も上位争いに加わる構えだ。初日は4Rで4艇F、12Rドリーム戦で茅原悠紀(28=岡山)がL返還とアクシデント続発。ドリーム戦を逃げ切った白井英治(39=山口)も賞典除外になり、優勝争いから脱落した。

 「東京の“やまだてつ・や”です。あやかって活躍できるように頑張ります」

 こう開会式で語った山田哲也が見事にオープニング1Rを快勝。スタートで後手を踏みながらも、3コースからまくり差して鮮やかに突き抜けた。「スリットを過ぎてから追いついたし、ターンしてからも出ていった。二の足が良いからだと思う。少し乗りづらさを感じるが、1走目としては良い状態」。仕上がりにも合格点を与えていた。

 ヤクルトの14年ぶりセ・リーグ制覇に大きく貢献した山田哲人と1文字違い。「名前が似ているから最近よくイジられる。野球をあまり見ない僕でも知っているくらいだから凄い」。打率・300、30本塁打、30盗塁の“トリプルスリー”を達成した23歳から御利益も授かり、感心しきりだった。

 きょう2日目は7R4号艇、12R6号艇の2走。有利な枠番ではないが、虎視たんたんとポイントアップを狙う。「トリプルスリーにあやかって3連勝?さすがにSGでは難しいでしょう。でも僕は予選5走だから、あす(21日)の2走は大事にしたい」。強力な舟足を生かし切れれば、得点率上位で予選を折り返すことも可能だろう。

 一方、2R以降は大阪勢の活躍が目立った。3Rで差し切り勝ちを収めた松井は、後半9Rも2M逆転で1着。ただ一人となる連勝発進を飾った。他に田中と太田が2戦2連対。石野も白星こそないが2、3着と上々のスタートを切った。中でも田中は舟足も光っており、6号艇で臨む11Rも軽視はできない。

 対照的に、スポニチ本紙注目の森永は6、5着と最悪の船出。「レースになったら行き足が悪かった。もう少しペラを調整してみるが、それでも駄目なら本体を整備する」と語った。3Rまでに立て直し、ここから巻き返しを図りたいところだ。

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2015年10月21日のニュース