【毎日王冠】リアルインパクト　完調手前も軽視できず

　【東西ドキュメント・美浦＝８日】毎日王冠組で唯一の木曜追いとなったリアルインパクト。開門直後のＷコースの３頭併せでは最内に進路を取り、馬なりで４Ｆ５３秒６～１Ｆ１２秒８。軽快なフットワークで首差先着した。

　浜田は別の取材を終えてから堀厩舎へ。スムーズな動きで状態は良さそうに見えたが、取材陣に対応した橋本助手のジャッジは意外にも辛口。「順調に（調教の）本数を重ねて、力を出せる状態ではある」と前置きした上で「活気とかフレッシュさとか、そういう面はまだ足りない。完調にはひと息かもしれない」と本音で語った。

　とはいえ昨年暮れに阪神Ｃを連覇し、今春は豪州Ｇ１ジョージライダーＳを制覇。７歳を迎えても衰えを全く感じさせない活躍ぶりだ。「年齢どうこうは感じないし、開幕週という条件はこの馬には合う」と同助手。実績を考えれば、たとえ完調手前でも軽視はできない。