【ローズS】3戦無敗ジュエリーが輝く!国枝師「力強さ出た」

[ 2015年9月16日 05:30 ]

デビューから無傷の3連勝中のディープジュエリー

 関東期待のディープジュエリーは実りの秋を見据えて、夏場は英気を養った。2月東京でデビューVを飾ると無傷の3連勝。休養前のスイートピーS1着でオークス出走権を奪取したが、見送る英断を下した。国枝師は「春は間隔も詰まっていたし、無理をさせたくなかった。いいところは秋まで取って置こうと思ってね」と明確な理由を説明した。

 5月8日にノーザンファーム天栄(福島県)に放牧に出て体質強化を図った。8月28日に美浦帰厩。指揮官は「牧場からも“ゆっくり行きましょう”ということでデビューが遅かった馬だけど、春は一戦ごとに良くなってきた。夏も順調に越し、全体的に力強さが出てきた」と目を細める。

 春のクラシック馬が集うローズSにあえて送り込むのも期待の証明。同師は「ルージュバック(オークス2着)以外は有力馬が勢ぞろいしたけど、ここで好走できれば本番のメドも立つ。切れる脚が使えるから、阪神外回りは合うはず。体重的には、春と同じ480キロ台で出せそう」と熱い期待を寄せる。

 紫苑S2着で優先出走権を得た僚馬ホワイトエレガンスと共に“栗東滞在”で秋華賞獲りのプランも整っている。無敗女王候補ジュエリーの輝きは、今秋さらに増すはずだ。

続きを表示

2015年9月16日のニュース