【セントライト記念】田村勢フェスタ＆ラムセスから勝利の香り

　【東西ドキュメント・美浦＝１５日】美浦トレセンは先週の大雨とは打って変わって気持ちのいい秋晴れ。先週は全身ズブ濡れで風邪をひく寸前だった高木は週末の“おいしい情報”を求め、セントライト記念に２頭出しの田村厩舎へ向かった。

　町田助手の評価が高いのはデビュー２連勝中のロッカフェスタ。新馬戦Ｖ後は体質強化のため長期放牧へ。前走は５カ月半ぶりながら１番人気に推され高い素質は周知の事実。同助手は「まだ底を見せていない。休ませて芯が強くなったし、カイバ食いも良くなった」と成長ぶりを認める。「自在性はあるし、器用なので中山も合っていると思う」と期待を込めた。

　春の重賞３戦で結果を出せなかったタケルラムセスも、この夏は体力強化に専念。「一息入れて状態は春よりいい。集中力も出てきたし、変わり身に期待です」と話した。しっかり寝かされ熟成された２頭から、勝利の香りが立ちこめている。