フェノーメノ引退 13、14年天皇賞・春連覇、種牡馬に

[ 2015年5月24日 05:30 ]

14年の天皇賞・春で連覇を果たしたフェノーメノ(左)

 13、14年天皇賞・春で連覇を飾ったフェノーメノ(牡6=戸田)の引退、種牡馬入りが23日、所属するサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。

 メジロマックイーン、テイエムオペラオーに続く史上3頭目の天皇賞・春連覇を果たした同馬は、史上初の3連覇が懸かった天皇賞・春の最終追い切りを行った先月29日に脚部不安を発症して回避。翌30日に左前脚の屈腱炎が判明した。23日に社台ホースクリニック(北海道苫小牧市)で患部の検査をあらためて行った結果、左脚部の屈腱炎が重度に進行している上、右前脚にも繋靱(けいじん)帯炎を発症していることが判明。戸田師ら関係者が協議した結果、現役続行は困難と判断して引退、種牡馬入りが決まった。繋養先は未発表。

 通算18戦7勝(重賞はG1・2勝を含め5勝)。長距離だけでなく、3歳時のダービー(2着)では鼻差2着、同年の天皇賞・秋も2着と、中距離戦でも高い適性を示した。今年2月5日に急死した父ステイゴールドの後継種牡馬としても、高い価値を集めそうだ。

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2015年5月24日のニュース