【天皇賞・春】フェノーメノ衰えなし　３連覇へ“あとは気持ち”

天皇賞・春Ｖ３を狙うフェノーメノは精神面が課題

　史上初の天皇賞・春３連覇に挑むフェノーメノだが、２年前は日経賞１着、昨年は同５着からの臨戦。今年も同じレースから始動したが、見せ場すらつくれずの８着。前走が初コンビだった戸崎も「馬が進んでいかなかった」と首をかしげる敗戦。年齢的な衰えは隠せないのか…。

　戸田師はこの点をきっぱりと否定する。「調教の動き、体の張り、体調面。どれを取っても衰えは感じない。あとはメンタルの部分だけ。馬が走る気になるかどうか」。前走についても「休み明けの部分は大きかった。ジョッキーも初めてだったし、２度目の今回はいろいろ考えてくれるでしょう」と分析する。

　１週前追いはＷコースで３馬身先着。騎乗した戸崎も「前回より楽に動けていた」と上積みを感じている。過去２年のレースぶりからも“本気”で走れば偉業達成はたやすいはずだ。