【AR共和国杯】スーパームーン 同厩、同期スピルバーグに続け

[ 2014年11月5日 05:30 ]

 今週の東京メーンは伝統の長距離重賞「第52回アルゼンチン共和国杯」。スピルバーグが天皇賞・秋を制して、勢いに乗る藤沢和厩舎には同期デビューで同じ勝負服(山本英俊氏所有)のスーパームーンがスタンバイしている。条件戦で勝ち負けを繰り返しながら、昨夏に準オープンまで出世。1年前のオクトーバーSでは、今回、上位人気が確実なホッコーブレーヴに首差2着と迫った。だが、その後に喘鳴(ぜんめい)症(=ノド鳴り)が悪化し、手術に踏み切った。

 手術は無事に成功し、復帰初戦となった今年7月の札幌競馬場グランドOP記念を快勝。藤沢和師は「さあ、これからという時の手術で痛手だったが、克服してきっちり勝ってくれた。期待していた馬なので、本当によかった」と振り返る。落馬負傷で戦列を離れていた主戦・内田も、今週から騎乗を再開とタイミングも絶妙。「使うたびによくなっているし、乗り慣れた鞍上だから楽しみだよ」と指揮官。スピルバーグに続き、重賞未勝利馬のタイトル制覇となるか注目だ。

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2014年11月5日のニュース