【とこなめ・BRダービー】台風で中止順延、初日は15日

[ 2014年10月14日 05:30 ]

名鉄常滑駅に出された中止順延を告知する張り紙

 SG第61回ボートレースダービー(全日本選手権)は愛知県常滑市のボートレースとこなめで14日に開幕予定だったが、台風19号接近のため中止順延となった。初日は15日、優勝戦は20日に争われる。SGの中止順延は昨年10月の同大会(平和島)2日目以来、SG初日の中止順延は05年7月のオーシャンカップ(桐生)以来となる。なお、前検日の13日は前検作業が行われた。

 台風接近を控え、決戦地のとこなめ水面は大しけとなった。

 9メートルの東風(ホーム追い風)が吹き荒れ、横殴りの雨。スタートの目安となる空中線は、ちぎれそうだった。全国から集結した52人は15日に順延された初日に向け、淡々と前検作業を行った。

 エンジン、ボート抽選では、8年ぶりのダービー出場となる地元の仲口がエース格の1号機をゲット。同エンジンの素性の良さは知り尽くしている。「無心で引いたがびっくり!」と顔をほころばせた。もう一つの注目機「22」を引き当てた松井も思わずニンマリ。2機を含めて“四天王”と呼ばれる「14」は守田、「58」は井口の手に渡り、井口が前検1番時計をマークした。

 ドリーム戦出場選手共同インタビューでは、1号艇の瓜生を含め6人が登壇。瓜生は前節のG1高松宮記念(住之江)で右手を負傷し途中帰郷したが「レースに行けば忘れると思う」と闘志満々。1年ぶりのSG復帰で、江戸川G2から転戦した篠崎元は「江戸川の方が水面は良かった」と苦笑い。「(復帰戦の)ダービーでドリーム戦に乗ることをモチベーションにやってきた。結果を出したい」と意気込んだ。

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2014年10月14日のニュース