【三国・レディースC】寺田 3度目女王へ大きく前進

[ 2014年8月7日 05:30 ]

パワーもスタート勘も上向きの寺田千恵

 プレミアムG1「第28回レディースチャンピオン」(優勝賞金1000万円)は福井県のボートレース三国で4日目に準優進出戦が行われるため、3日目が予選最終日。第20回(07年=徳山)、第23回(10年=下関)大会に続く3度目の女王に照準を合わせる寺田千恵(45=岡山)が得点率4位タイ。パワーもスタート勘も上向きとあって、2回乗りの3日目は得点率を上げるチャンス。上位での予選突破へ、気持ちを集中させて臨む。目下のトップは平高奈菜と福島陽子。ともに出足系統の仕上がりが目立っている。

 3度目の女王を目指す寺田が大きく前進した。ドリーム戦は2コースから差して2着。2日目4Rは大外枠から3着でしのぎ、後半11R、3コースから強ツケマイ。攻撃的なレース内容での2着に「やっとスタート勘が合った。よっしゃ!って感じで行けた!!」。喜びを隠そうとはしなかった。

 2日目を終え、得点率は4位タイ。「自分よりいい人はいるが、まだ上積みができそう」と、さらなるパワーアップを狙いつつ、予選最終日を迎える。出番は7、12Rの2回で後半戦には1枠が巡ってくる。「三国のインは、あまり有利と思っていない。それだけに、ここを逃げ切れば自信を持って先に進める」。寺田の予選最終戦は、先を占う重要な一戦となりそうだ。

 結果次第では準優進出戦1枠の可能性も出てくるが、「自分にプレッシャーを与えることはしない。計算抜きでいきます」。雑念を振り払い、無の境地で得点上位突破を狙う。

 現在のトップは9・33の平高と福島。平高は出足系統を中心とした仕上がり。2日目12Rではイン三浦を2コースから差し切って1着。サイドの掛かりをアップさせ、切れ味抜群のターンを披露した。福島はターン後の立ち上がりに手応え。インを押し切った2日目6Rのスタートタイミングは限界スレスレのコンマ01。気分も乗っている。

 地元開催で大会初出場を決め、注目を集める今井が当確。1走目の水神祭に続き、2走目も堂々の攻めで白星をマーク。乗り心地に課題を残すが、3日目9Rは1号艇。上位での予選突破が見えてきた。

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2014年8月7日のニュース