【朝日杯FS】マイル2戦全勝!2歳王者1番指名はショウナンワダチ

[ 2013年12月10日 05:30 ]

過去10年のデータからショウナンワダチをV指名

 過去10年のデータから優勝馬をあぶり出すとショウナンワダチが浮上した。

 (1)抽選組 今年は賞金400万円組=1勝馬が抽選対象。過去10年で1勝馬が抽選を突破して勝ったケースは07年ゴスホークケンのみ。新馬V→東スポ杯2歳S4着からの臨戦だった。これを基準に「前走重賞4着以内」という条件を設定すると、今年の抽選組に該当馬はいない。

 (2)前走 東スポ杯、京王杯両2歳S組が圧倒している。東スポ杯なら4着以内、京王杯は1着条件だが、04年マイネルレコルトの例があるので、1番人気に支持されていた場合に限り5着以内とする。それ以外は芝1600メートル以上で1着が必須。アトムはデイリー杯2歳Sで牝馬ホウライアキコに負けているのが減点材料。牝馬ベルカントは前走(ファンタジーS)が1400メートルなのが気掛かり。今回が初芝のアジアエクスプレスも常識的には厳しいだろう。この項目で注目されている馬が、かなり脱落する。

 (3)戦績 過去10年の優勝馬は全て重賞4着以内、重賞未経験馬は無敗という条件をクリアしていた。ウインフルブルームは重賞未経験だが、2走前の野路菊Sで2着に負けており「無敗」の条件を満たせていない。

 (4)地方馬は… 残った2頭には地方馬プレイアンドリアルの名前が。応援したいところだが、ここは冷静に。地方馬は過去10年で参戦1頭(03年モエレエスポワール14着)。データが少なすぎるので、もっとさかのぼろう。99年にはデイリー杯を勝って参戦したレジェンドハンターが2着、00年は京王杯2着ネイティヴハートが3着と、いずれも善戦止まり。プレイも好勝負するとは思うが、勝ち切るまでは疑問だ。

 結論はショウナンワダチ。今年は重要な前哨戦の東スポ杯、京王杯の勝ち馬が不在で戦国ムード。マイル戦2戦2勝のワダチなら十分勝負になる。ここ2年、500万を勝ち上がったばかりの馬が優勝しているのも心強い。無敗の2歳王者の誕生だ。

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2013年12月10日のニュース