【AR共和国杯】秋の風物詩 11歳のマラソン男トリック健在

[ 2013年10月30日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=29日】もう秋の風物詩と言っていいだろう。11歳の古豪トウカイトリックが春の天皇賞以来、6カ月ぶりに実戦復帰だ。アルゼンチン共和国杯は実に7回目の出走。大平助手はトリックがデビュー時に所属していた松元省厩舎時代からのパートナー。過去60戦をともに戦ってきた。「相変わらず元気。衰えはありません」と、岡崎に力強く語った。

 「年齢を聞かなければ若い馬かと思うくらい。先週も時計の掛かる坂路で元気いっぱい。久々でもできているよ」。先週日曜の新潟メーン(轟S)は5つ下の妹、レオパステルが制した。「実はあの日、新潟最終レースのパドックで担当馬を引っ張っていた。掲示板を見て、あっ、勝ったと思った。妹も注目して見ているよ。兄は長距離、妹は短距離。全く違うから面白い。でも、顔は似てるんだ」。馬への愛情あふれる大平助手に支えられ、トリックは61回目のゴールを目指す。

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2013年10月30日のニュース