【秋華賞】体重戻ったエバーブロッサム 鞍上戸崎「前走は度外視」

[ 2013年10月10日 06:00 ]

サトノネプチューン(右)と併せ追い切るエバーブロッサム

 1カ月前に体重を激減させた牝馬とは思えない。エバーブロッサムの張りに満ちた馬体がWコースで躍動する。

 主戦・戸崎を背に2馬身先行するサトノネプチューン(3歳1600万)の内を突くと、余力たっぷりに首差先着。戸崎は「ラスト1Fの反応が良かった。体調に不安はない。この世代では一番強いと思っているので前走を度外視して臨みたい」と語った。

 前走・ローズS(14着)は不運の連続。美浦から阪神競馬場に向かう高速道で事故渋滞が重なり、通常9時間の輸送が2時間余計にかかった。初の関西遠征で体重は美浦出発前から20キロ減(458キロ)。しかも、降雨で馬場が悪化し、ハミを取ることなく大敗した。「帰路は台風の影響で3時間遅れ。直後に皮膚病も患った。でも、すぐに治まったし、馬体もきのう(8日)の時点で485キロまで回復している」と堀師は言う。問題は再度の関西遠征で馬体を維持できるか。「土曜朝に京都へ移動させたいが、紅葉のシーズンで渋滞が…」と思案顔の同師。浮沈の鍵は美浦→京都540キロの輸送が握っている。

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2013年10月10日のニュース