【ローズS】デニムアンドルビー“6頭併せ”であふれる闘争心

[ 2013年9月12日 06:00 ]

春、フローラSを快勝したデニムアンドルビー(中=12)。秋のG1獲りへまずローズSで弾みをつけたい

 デニムアンドルビーがCWコースで輝きを放った。エックスマーク(4歳1600万)、シャドウダンサー(2歳新馬)との併せ馬。ゴール前では他厩舎3頭と接近し、レースさながらの“6頭併せ”。肩ムチ一発で加速し、最後は行き場を失って、内のシャドウダンサーに1馬身遅れたが、あふれる闘争心を見せつけ、6F82秒1を刻んだ。

【ローズS】

 岸本助手は上々の手応えだ。「走りにくい馬場だったがいい動き。春よりテンションが上がらず、カイバ食いも良くなっている。筋肉がつき、体が一回り大きくなった」

 春はフローラSを最後方からド派手な競馬で勝ち、続くG1オークスでは1番人気に推されたが、3着。巻き返しを誓う秋初戦。角居師も万全の状態を強調した。「追い切り前で440キロ(前走時から8キロ増)。放牧先で牧場スタッフが馬体の回復に努めてくれ、中身がしっかりしてきた。前走は道中の位置取りの差が出た形。ゲート練習も積んでいるし、秋華賞を見据えて今回は前めの競馬をしたい」

 幾多の名馬を輩出した陣営が今年の凱旋門賞に登録したほどの大器。仁川の直線を滑走路に、秋の大舞台に向け、進化した走りを見せる。

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2013年9月12日のニュース