【ローズS】メイショウマンボ踊った!武幸背に81秒2の好時計

[ 2013年9月12日 06:00 ]

武幸を背にCWコースで追い切ったメイショウマンボ

 3日間開催の中央競馬。秋華賞トライアル(3着まで優先出走権)ローズSの追い切りが11日、栗東、美浦トレセンで行われた。オークス馬メイショウマンボはCWコースで軽快そのもの。武幸四郎(34)を背に6F81秒2の好時計を叩き出した。

【ローズS】

 さすがオークス馬。メイショウマンボが目の覚めるような伸びを披露した。メイショウキラリ(4歳1000万)を2馬身追走。じわりと差を詰め、残り1Fで武幸の手が軽く動くと、待ってましたとばかりに躍動。あっという間に突き放し、ゴールでは5馬身差をつけた。上がり3F34秒6の切れで2着エバーブロッサムを1馬身1/4差も切って捨てたオークスを思い出させる瞬発力だった。

 「前半をセーブして上がりを伸ばす指示。先週、重い馬場で負荷を掛けたことで、いい反応になっていた。時計(6F81秒2)そのものよりも動きが良かった」。武幸は手に残る好感触の余韻を楽しむように語った。「今回は本番とほぼ変わらないメンバー。いい結果を出したい」。先週は「内容が大事」と話したが、1週経過してトーンが上がった。主戦の自信が見て取れた。

 飯田祐技術調教師は「攻め駆けするキラリなら最後まで格好がつく」としてパートナーを選んだが、予想以上にマンボが良くなっていた。好感触を胸に、こう付け加えた。「周りはディープインパクト(産駒や妹)ばかり。競走馬のレベルが上がっている時代にディープで偏るのだから凄い。こっちはスズカマンボ産駒。頑張ってもらいましょう」。確かにレッドオーヴァル、エバーブロッサム、デニムアンドルビーとディープ産駒が包囲網を形成し、さらにはディープの妹トーセンソレイユも虎視たんたんと狙っている。受けて立つメイショウマンボにだって、オークス馬の意地がある。

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2013年9月12日のニュース