【多摩川・ウェイキーC】吉田弘 逃魂サク裂!準優押し切り1号艇

[ 2013年9月10日 06:00 ]

勝利のVサインを見せた優勝戦1号艇の吉田弘文

 ボートレース多摩川のG1「開設59周年記念・ウェイキーカップ」(優勝賞金900万円=副賞を含む)は10日、最終12Rで優勝戦が争われる。1枠の吉田弘文(36=福岡)は、準優12Rでもインから逃げ切っており、最後も問答無用のイン逃走劇で締めくくる。なお、準優10R2着の三井所尊春は不良航法のため賞典除外。同R3着の湯川浩司が優勝戦に繰り上がり出場する。

 準優12Rはピット離れで遅れてしまった4枠の石渡が回り込んでスローへ向け、これに全員が抵抗する形でオールスローの起こし。これが吉田弘にとってはプラスに働いたかもしれない。しかし、それを差し引いても力強い逃げ切りを見せつけてくれた。予選道中で不安をのぞかせていたピット離れも準優では問題なさそうな雰囲気だったし、もちろんパワー面で見劣ることはない。準優で予行演習は済ませた。あとは最後の大一番でインから先に回って栄冠を勝ち取るだけだ。

 吉田弘を脅かす相手は接戦ムードだが、4日目から3連勝とリズムに乗っている太田。こちらも準優10Rで3コース勝ちを収めており、優勝戦を控えていいイメージで臨めるのは大きい。俊敏に立ち回って吉田弘を慌てさせる。井口は目立つレベルのパワーこそないが、実戦で底力を発揮できている様子。4カドから太田の動きを見て対応する作戦だろう。悲願のG1初Vにアタックする馬場は2枠がネックだが、冷静な差しハンドルを入れてBS勝負に懸ける。

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2013年9月10日のニュース