【セントライト記念】アポロソニック ラスト1冠は“是が非でも!”

[ 2013年9月10日 06:00 ]

目標の菊花賞を見据え秋初戦に臨むアポロソニック

 今週は3日間開催。月曜中山で菊花賞TR「セントライト記念」(16日)、日曜阪神では秋華賞TR「ローズS」(15日)と、東西で重要なステップレースが行われる。セントライト記念にはダービー3着アポロソニックが登場。菊の舞台へ、勝って名乗りを上げる構えだ。

【セントライト記念】

 アポロソニックが秋の飛躍を期して始動する。ダービーは3着だったが、スタートから積極的にハナを奪い主導権を握った。向正面ではまくって出たメイケイペガスターに絡まれるシーンもあったが、動じることなく4角で再び先頭を奪い返すと、直線残り200メートルまで先頭。見せ場を十分につくった。

 ダービー後は美浦近郊の松風馬事センターで放牧。暑い夏を無事に乗り切り、先月中旬に帰厩。始動戦に向けて乗り込みを開始した。「夏バテもなく、リラックスしたいい雰囲気で戻ってきた。放牧先は(米国産馬で)輸入検疫を受けた場所。慣れた環境もよかったのかもしれない」と堀井師。順調に調教のピッチを上げ、5日の1週前追いでは5F69秒9、1F12秒4で半馬身先着。騎乗した勝浦も「いい動き。もともと完成度の高い馬。夏を越して凄く良くなったという感じはないが、春の雰囲気が崩れていないのが何より」と一安心だ。

 堀井師は「ダービーは出走できただけで満足したが、菊は違う。是が非でもという気持ちを持っている」と意気込む。ラスト1冠は譲れない。前哨戦のここでダービー関東最先着のプライドを誇示する。

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2013年9月10日のニュース