武豊が地方騎手候補生に熱弁「僕を負かしてほしい」

[ 2013年7月24日 06:00 ]

武豊(中)のサインシャツを着て講演を聞く騎手候補生

 僕を負かす騎手になれ!JRAのトップジョッキー、武豊(44)が23日、栃木県那須塩原市の地方競馬教養センターで、25人の地方競馬騎手候補生と4人の厩務講習生に講演と騎乗指導を行った。

 「プロ騎手の心構え」と題した講演ではホースマンの卵たちに競馬の奥義を伝授。「スタート後、いかに理想の形に持っていくかが大切」、「競馬はエンターテインメント。ただ勝つだけでは駄目」、「万全の準備をすれば緊張しない」などと熱弁を振るった。

 木馬を用いた指導では来年3月卒業予定の92期生12人の騎乗をチェック。「みんな目がキラキラ、頭ピカピカでかわいかった。競馬学校で的場均さん(現調教師)や郷原洋行さん(引退)から指導を受けた二十数年前を思い出す。将来は同じレースに乗って、僕を負かしてほしい」。帰り際には候補生からサイン攻め。来年4月、岩手でデビュー予定、女性の鈴木麻優候補生(17)はシャツの背中にサインをもらい「夢のような時間でした」と目を潤ませた。

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2013年7月24日のニュース