【スプリングＳ】国枝師「今回は大丈夫だろ」マンボネフュー期待

　【東西ドキュメント・美浦＝１２日】午前８時前、国枝師が調教スタンドに姿を見せると、寺下は恒例の囲み取材に加わった。厩舎は弥生賞（カミノタサハラ）、中日新聞杯（サトノアポロ）と２週連続重賞Ｖ。今週は東西の３重賞に有力馬を送り込む。注目はスプリングＳのマンボネフューだ。前走の共同通信杯（５着）は直線で前が壁になり、まともに追えなかった。師は「見ての通りの競馬。今回は大丈夫だろ」と巻き返しを誓う。３走前のベゴニア賞（２着）はロゴタイプと０秒２差の接戦。「相手は内をロスなく通っていた。今度は負けないように頑張るよ」

　アパパネで牝馬３冠を達成した厩舎だが、ダービー挑戦は、意外にも０３年マイネルソロモン（１８着）１頭のみ。今年の３歳牡馬は５頭がオープン馬に。師は「何頭、ダービーに出すかって？まだ、皐月賞も終わってないからな」。まずは皐月賞に全力投球。ここでカミノタサハラに続く、１冠目の出走権をつかみ取る。