【阪神大賞典】デスペラード 芝転向は大正解“常識外の走り”

[ 2013年3月13日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=12日】朝一番は氷点下。それでも空気は春のそれだ。上岡が訪ねた安達師が阪神大賞典に送り出すデスペラードはダート4勝後、芝に転じた変わり種。こんな舞台裏を話してくれた。

 「もともと(武)豊クンが芝でも大丈夫、と言ってくれていたけど、その時は結果が出ていた。それから頭打ちになって、M・デムーロも芝でも、と言うのでオーナーと相談して…」

 芝転向後は1、3、1着と大正解。「歩様が硬くてピッチ走法だけど、ハイペースだとリズムが狂う。ゆっくり運べばしまい伸びてくる」との分析だ。一般的には短距離向きと思える走法なのに長丁場向き。「あわてさせると良くないみたいで…つかみどころがないんですけどね」と安達師。名前の意味“ならず者”通り、常識外の走りを見せる。その放つ異彩はひときわまぶしい。

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2013年3月13日のニュース