【阪神大賞典】ゴールドシップ 戦闘モード!有馬の輝き再び

[ 2013年3月12日 06:00 ]

今年の始動戦として阪神大賞典に出走する昨年の最優秀3歳牡馬ゴールドシップ

 今週の阪神メーンは天皇賞・春の前哨戦となる阪神大賞典(17日)。メンバー中、ただ1頭のG1馬ゴールドシップがこの伝統のG2で13年のスタートを切る。月曜朝、今浪厩務員が最新の感触を伝えた。

 「きのう(10日)も坂路で時計(4F59秒2)を出した。順調やね。うまいこといっているよ」

 共同通信杯Vで幕を開けた昨年は皐月賞、菊花賞、そして暮れの有馬記念とG1を3勝。惜しくもコンマ2秒差で5着に敗れた日本ダービー以外は勝って勝って勝ちまくった。特に有馬記念は圧巻の勝ちっぷり。あれから放牧で英気を養ったグランプリホースはさらにひと皮むけて厩舎に帰ってきた。

 「先週の時点で体は512キロ(前走時506キロ)。体重はそんなに変わっていないけど、体を大きく見せている。首の付け根のあたりに筋肉がついてパワーアップしているよ」

 今年は海外への遠征プランを封印して国内戦に専念することが決定済み。始動戦のここに向けて先週水曜は美浦から内田が駆け付けた。坂路4F52秒9~13秒6で力強く動き、同じ4歳世代の重賞馬ジャスタウェイに2馬身先着した。

 ジョッキーに手綱をゆだね、1週前にビシッとやるのは明確な狙いがある。「先週ジョッキーが乗って一気にスイッチが入った。戦闘モードに入って手に負えないくらいの感じ」と臨戦態勢が整ったと強調。「冬場でも毛づやがいいし、最高じゃないかな」と付け加えた。そして最後は「プレッシャーはかかるけど負けられない気持ち」とキッパリ。歩む道は天皇賞・春、宝塚記念へと、真っすぐにつながっている。

続きを表示

2013年3月12日のニュース