【2013年クラシック】牝馬はローブティサージュ 距離延長OK

[ 2013年1月1日 06:00 ]

13年のヒロイン候補ローブティサージュ

 2歳女王に輝いたローブティサージュは阪神JFで5番人気。伏兵の立場だったが、鞍上の秋山は中間の調教で精力的にまたがり、手応えを感じていた。1枠1番を生かして道中は中団のインで流れに乗り、直線、馬群がバラけた瞬間を見逃さずゴーサイン。粘るクロフネサプライズとの競り合いを制した。秋山は「ゴールした瞬間は(どちらが勝ったか)分からなかった」と振り返りながらも「最後は能力。自信を持って乗った」。相棒を信じた先に栄冠があった。

 デビュー前から陣営の評価が高かった好素材。鮮やかな差し切りでデビュー勝ち。当初は札幌2歳Sに向かうプランもあったが、「心身の現状を考えて、無理はさせたくなかった」(須貝師)ため、放牧で成長を促した。狙い通り、パワーアップを果たして復帰。

 「1800メートルの新馬戦を勝っている。距離が延びていった方が、この馬にはいい」と秋山は今後の成長が待ち切れない様子。須貝師は「まだ少女みたいなところがある。春まで待てば、もう少し女性らしいローブになるはず」と伸びしろの大きさを強調した。コレクターアイテムやオツウなど有力牝馬が多い須貝厩舎だが、ひときわ輝くヒロイン。この牝馬こそが次世代の“センター”だ。

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2013年1月1日のニュース