引退5騎手、ラスト騎乗 野元が有終白星「まさか勝てるとは」

[ 2012年12月17日 06:00 ]

 16日、引退する5騎手が最後の騎乗を終えた。

 99年菊花賞(ナリタトップロード)など通算339勝を挙げた渡辺薫彦(37=栗東・沖)は阪神12R(11着)が最後。騎乗後はウイナーズサークルで集まった関係者、ファンに「たくさんの方に見守られてステッキを置ける。幸せな騎手人生だったと思います」とあいさつした。

 通算630勝の芹沢純一(44=栗東・鹿戸明)は阪神8Rで2着。「この職業に就けたことを誇りに思います」と涙をこらえ、勝負服を脱いだ。Vで飾ったのは野元昭嘉(36=栗東・松田博)。中京3Rキセキノハナで1着。「まさか勝てるとは思いませんでした」と驚いていた。3人はそれぞれ所属厩舎で調教助手となり、調教師を目指す。また小林慎一郎(31=栗東・音無)は中京12Rの16着が、鈴来直人(30=美浦・小野次)は中京1Rの4着が最後の騎乗だった。

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2012年12月17日のニュース