【阪神JF】厚い信頼でローブティサージュ本命浮上

[ 2012年12月4日 06:00 ]

まだ底を見せていないローブティサージュ

 以前は荒れるG1だったが、阪神に外回りコースができた06年以降は傾向が一変。ここでは06年以降の結果から好走馬の傾向を探る。

 (1)通算成績(1勝馬) 06年以降の6回で1勝馬が4勝しており、抽選対象馬を含めて無視はできない。3着以内の1勝馬7頭は全て1600メートル以上で勝っており、なおかつ4着以下がなかった。抽選対象馬で突破するのは1戦1勝のオツウとレッドセシリアだけ。アルテミスS2着のアユサンもマイル未勝利で条件を満たさない。

 (2)通算成績(2勝馬) 2勝馬は大崩れしていないことが好走条件。3着以内11頭で最も悪い着順を経験していたのは09年2着のアニメイトバイオ(新馬5着)。掲示板を外したことのある馬はまとめて消し。重賞勝ち馬のサウンドリアーナ、ストークアンドレイが脱落する。

 (3)臨戦過程 3着以内の18頭全てが前走を10月か11月に走っていた。間隔が空くのはマイナス。休み明けとなるサンブルエミューズは厳しい戦いを強いられそうだ。

 (4)鞍上 キャリアの浅い2歳牝馬とあって鞍上との呼吸も重要なポイント。3着以内18頭のうち12頭は前走と同じ騎手が騎乗。勝ち馬に限れば6頭全てが前走と同じ騎手だった。1勝馬のオツウ、レッドセシリアは乗り代わり予定なのが痛い。

 ☆結論 4頭が残ったが、勝ち馬6頭に共通するのは4着以下がなかったこと。底を見せていないことが大きな魅力となる。条件を満たすのは1頭だけ。ローブティサージュこそが2歳女王にふさわしい。

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2012年12月4日のニュース