【天皇賞・秋】自信満々フェノー、道悪もドンと来い!

[ 2012年10月28日 06:00 ]

 史上3頭目の3歳馬Vに挑むフェノーメノが絶好の仕上がりだ。決戦前日の27日は、秋の太陽が降り注ぐ午前7時半に馬場に登場。角馬場で時間をかけ、体を温めて坂路へ。きっちり折り合いを付け、外ラチ沿いを4F66秒2~1F15秒1でリズム良く駆け上がった。黒光りした、はちきれんばかりの体が好調の証だ。

 最終調整の大役を務めた佐々木助手は「無事に送り出せる。休み明けを1回使い、上積みを感じる。体重は前走(498キロ)と同じくらいだが、見た目に締まって見える。いい傾向だと思う」と笑顔で語った。

 データ的にも、好走の後押しはある。3歳時に天皇賞・秋に挑戦したダービー2着馬は95年ジェニュイン2着、02年シンボリクリスエス優勝と共に連対。ダービー銀メダルの無念を晴らすお膳立ては整っている。

 「あとは古馬相手にどこまでやれるか。弥生賞(6着=やや重)は4コーナーで後ろの位置から、凄い脚で伸びていた。普段の調教でも悪い馬場を苦にしない。道悪になっても、こなしてくれると思う。蛯名さんが手の内に入れているので任せるだけ」。同助手は人事は尽くしたという表情で、愛馬の好走を祈った。

続きを表示

2012年10月28日のニュース