【天皇賞・秋】ナカヤマナイト 静かな“新居”効果でさらに上昇

[ 2012年10月24日 06:00 ]

調子上昇中のナカヤマナイト

 オールカマーで昨年2月の共同通信杯以来となる重賞2勝目を挙げたナカヤマナイト。中団から早めに動いて押し切る競馬で、3カ月の休み明けを感じさせない完勝だった。状態はさらに上昇。「1回使ってグンと上向いた。フットワークがいいし、内面的にも気持ちが乗っている」と三浦助手は話す。

 “新居”の効果も大きい。二ノ宮厩舎は美浦の厩舎地区老朽化に伴う建て替えに先駆け、モデル厩舎として6月に移転。従来の厩舎はトレセンの中央部で車の往来が激しい道路沿いだったが、敷地の外れにある静かな場所に移った。宝塚記念後に放牧に出ていたナイトは8月に新厩舎に帰厩。「前の厩舎でピリピリした感じがあったが、ここに移ってから落ち着いた印象。背中と腰もしっかりして使ってもガクッとこなくなった。坂路や南馬場まで行く距離が遠くなったのも、いい運動になっている」と同助手は話す。

 「春は見た目にもしぼんでいた」という体も回復。「相手は強いが、調子が上がっているので楽しみ」と期待する。オルフェーヴル、ゴールドシップなど、活躍馬を次々と輩出するステイゴールド産駒。今週も目が離せない。

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2012年10月24日のニュース