【マーメイドS】アカンサス畠山吉師「走るモード」

[ 2012年6月15日 06:00 ]

<マーメイドS>厩舎まわりで引き運動をするアカンサス

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」はマーメイドSにアカンサスを送り出す畠山吉宏師(49)を直撃した。

 ――アカンサスは最終追い切りで坂路4F51秒4の好時計。

 畠山吉師 1週前にも52秒台が出ています。1本やれば走るモードに入る馬なので最終追い切りは馬なりで十分。それでも時計が速かったのは調子がいいからでしょう。

 ――前走メイS5着を振り返ってください。スタートが相変わらずうまくない。

 そうですね。ゲートの中で厩務員が付いている間はいいけど離れるとガタガタしてしまう。そういう意味では(後入れの)偶数枠がいいかもしれません。

 ――デビュー当初はしていなかったメンコ(耳覆い、覆面)を最近はずっとしている。ゲートと関係が?

 多少ピリピリする面があって、ゲートの音にも敏感です。それでメンコをするようにしました。今回も着ける予定です。

 ――スタート後は後方、しかも内に閉じ込められる形になりました。

 はい。なかなかスペースができないまま終盤を迎えてしまい、正直厳しいレースになりました。

 ――しかもスローペースで上がりが速かった。

 そうですね。この馬自身33秒2で上がっているけど、逃げた馬に33秒3で上がられては届かないのも仕方ありません。

 ――ハンデは54キロ。

 出走を予定している重賞勝ち馬との差を考えると少し背負わされた感じですね。でも、それだけ評価されていると考えて好勝負を期待します。

 ――2000メートルは?

 同距離の秋華賞(11年4着)でも差のない競馬をしていました。勝ち鞍こそないけど、こなせない距離だとは思っていません。

 ――やはりスタートが鍵になりそう?

 メンバーを見渡すとある程度流れてくれそうな気がします。前で引っ張ってくれる展開に助けてもらえば、多少出遅れて後ろからの競馬になっても大丈夫だと信じています。

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