【オークス】ジェンティルドンナ圧勝で2冠!大魔神ヴィルシーナは2着

[ 2012年5月20日 16:02 ]

第73回オークスをレースレコードで制したジェンティルドンナ(14)、2着のヴィルシーナ(9)、3着のアイスフォーリス(3)

 「第73回オークス(優駿牝馬)」(芝2400メートル・良18頭、G1)は20日、東京競馬場11Rで行われ、3番人気で、川田将雅騎手騎乗のジェンティルドンナ(牝3=栗東・石坂正厩舎、父ディープインパクト、母ドナブリーニ)が好位から抜け出し、桜花賞に続く史上13頭目の牝馬クラシック2冠制覇を達成した。勝ち時計は2分23秒6のレースレコード。川田騎手、石坂正調教師ともに本走初勝利。

 18頭立てで迎えた2012年3歳牝馬クラシックの第2戦。
 
 キレイに揃ったスタートからマイネエポナがハナを奪うと、エピセアローム、オメガハートランド、トーセンベニザクラが続く。ヴィルシーナ、ミッドサマーフェアは中団、ジェンティルドンナは後方5番手からレースを進んだ。

 レースは前半の1000メートルを59秒1のマイネエポナのつくるやや速いペースで進む。

 3コーナーから4コーナーに向かい、各馬が徐々に動きを見せる。

 直線に入り、逃げたマイネエポナが一杯になると、好位、中団に付けていた各馬が横一線に広がり混戦となったかに見えたが、外から追い込んだジェンティルドンナが圧巻の末脚で先団を捉えると、そのまま後続を突き離す圧勝で2冠制覇を達成した。
 
 5馬身差の2着に、2番人気で“大魔神”佐々木主浩氏がオーナーのヴィルシーナ、そこから3/4馬身差の3着には9番人気のアイスフォーリスが入った。

 1番人気のミッドサマーフェアは13着に終わった。

 ▼川田将雅騎手の話 (代役騎乗の)責任を果たせてほっとしている。強い馬に乗せてもらって楽しめた。追い出しが少し早くなったが、最後までしっかり伸びてくれた。本当に強い内容でした。

 ▼石坂正調教師の話 圧勝にはびっくりした。騎手が乗り替わりだったが、馬の能力を信頼していたので、折り合い良く回ってくれば勝てると思っていた。牝馬3冠を目指してしっかりとやっていきたい。

 ◇ジェンティルドンナ 3歳牝馬、父ディープインパクト、母ドナブリーニ。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主はサンデーレーシング。戦績は6戦4勝、重賞は桜花賞など3勝。獲得賞金は2億9237万6千円。

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