【羽田盃】重賞初挑戦8番人気…アートサハラ1冠!

[ 2012年5月10日 06:00 ]

<羽田盃>レースを制したアートサハラ(左)

 南関東3歳3冠の第1弾「第57回羽田盃」が9日、大井で行われ、8番人気アートサハラが重賞初挑戦でクラシックホースに輝いた。荒山厩舎は10年シーズザゴールド以来2度目のV。鞍上・今野は初制覇。5着までが東京ダービー(6月6日、2000メートル)への優先出走権を得た。

 半マイル通過47秒0、5F通過59秒3のハイペース。9番手につけたサハラは3角で左ムチに応え外から上がっていった。勢いがついた4角では抜群の手応えでエミーズパラダイスに並ぶ。直線、馬体を併せての攻防は残り200メートル付近で決着。堂々と1馬身3/4抜け出して1冠獲得だ。

 今野は「初めて一線級を相手にして、楽しみもありつつ半信半疑だった。これだけやってくれるとはびっくり。よく反応してくれた」と会心の笑顔。「もともと力はあるが、少しモタモタしたところがあって長めの距離を使ってきた。距離が延びるのは問題ない」とは荒山師。2冠が懸かる東京ダービーへ視界良好だ。

 ◆アートサハラ 父マンハッタンカフェ 母アートロマン(母の父ラシアンルーブル)牡3歳 大井・荒山勝徳厩舎所属 馬主・大典牧場 生産者・北海道新ひだか町の大典牧場 戦績8戦4勝 総獲得賞金4381万5000円。

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2012年5月10日のニュース