日本人初制覇へ!武豊 ドバイWCでもファルコン流貫く

[ 2012年3月27日 06:00 ]

自身5度目となるドバイワールドCで日本人騎手初Vを狙う武豊

 世界最高賞金を誇るドバイワールドC(オールウエザー2000メートル)が31日にメイダン競馬場で行われる。日本馬は3頭が出走予定。スマートファルコン(牡7=小崎)に騎乗する武豊は5度目のワールドC挑戦で日本人騎手初Vを狙う。

 スマートファルコンは全て逃げ切りで目下9連勝中。初めて走るオールウエザー馬場が鍵になるが、名手は「スピードがあるので対応できる」と自信を示す。昨年のワールドCで先行した日本馬が1、2着を占めたことでマークが厳しくなることも予想されるが「馬場が先行有利と判断すれば競りかけてくるだろうし米国の馬は速い。だからといってスタイルは変えない。やることは一緒。逃げる」と迷いはない。

 ファルコンの父ゴールドアリュールは自身が主戦を務め、G14勝。ワールドCに参戦予定だったがイラク戦争勃発により出走を断念した。それだけに「ゴールドアリュールが出走していればどんな結果かなと今でも思うことがある。産駒の出走は初めてだし特別な感情がある」と父の無念も晴らすつもりだ。

 昨年はヴィクトワールピサがデムーロ騎乗で日本馬初Vを果たしたが、日本人騎手はまだ勝っていない。「初の日本人ジョッキーの勝利を実現したい」と闘志をみなぎらせた。

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2012年3月27日のニュース