【阪神６Ｒ新馬戦】佐々木主浩氏のスペルヴィア　逆転デビュー戦Ｖ

　阪神６Ｒ「メイクデビュー阪神」（ダート１８００メートル・曇重１６頭）は、川田騎手騎乗の１番人気で、元プロ野球・横浜やメジャーリーグのマリナーズで活躍した佐々木主浩氏が所有するスペルヴィア（牡３＝橋田厩舎、父シンボリクリスエス、母フサイチパンドラ）が、ゴール前の鋭い伸びで差し切り優勝した。勝ち時計は１分５４秒０４。

　
　ほぼ整ったスタートから縦に広がった展開となり、３角まではショウナンカイマがレースを引っ張る形で４角に。カーブから直線に入って横に広がり、スマートマーズが２番手からトップに立ち逃げ切りをはかったが、ゴール前２００メートル付近で中から驚異の末脚で追い上げを見せたスペルヴィアが一気に抜き去り、１馬身半差を付つけて１着でゴールに飛び込んだ。

　２着にはスマートマーズ、６馬身差の３着にはビューティーサンが入った。

　川田は「初めての競馬なのでフワフワしていましたけど、いい勝ち方ができてよかったです」と振り返った。

　佐々木氏は「牧場や厩舎の方に一生懸命やっていただいているので。うれしいです」と喜びを語った。