【フラワーC】小島茂勢、W抽選突破で大仕事へ!

[ 2012年3月16日 06:00 ]

<フラワーC>森林馬道に向かうターフデライト(右)とラスヴェンチュラス

 フラワーCは08年のこのレースで厩舎の重賞初制覇を飾った小島茂師のラスヴェンチュラス、ターフデライト2頭が抽選を突破。今の関東3歳牝馬の勢いをもらってひと暴れしそうなムードだ。

 フラワーCの賞金400万円組は19分の12の抽選を実施。小島茂厩舎の2頭、ラスヴェンチュラスとターフデライトは共に突破した。「2頭とも入ってホッとした。でも入っただけじゃ駄目だからね」。小島茂師は幸運に感謝すると共に、あらためて気合を入れた。

 フラワーCは08年に管理馬ブラックエンブレムが勝ち、初重賞を手にした相性のいい一戦。「縁があるレース」(同師)との思いを込めて挑む。ラスヴェンチュラスは期待のディープインパクト産駒。全兄ディープサウンド(3勝、現役)と同様、軽快な脚さばきが魅力だ。「デビュー後もそんなにいじっていないので、まだ上積みがある。この時期のブラックエンブレムにヒケを取らない素質を秘める」と、後の秋華賞馬との比較まで披露した。

 鞍上・村田は中京の予定を切り替えて、ここに挑む。「牧場で乗ったことがあり、当時より、だいぶ乗りやすくなっている。タメて行けば切れそう」と坂路で動いた追い切り後の感触を語った。指揮官も「村田が縁を感じて乗ってくれるのはうれしい。彼もこのレースは09年に勝っている(ヴィーヴァヴォドカ)からね」と語った。

 ターフデライトは母の父リアルシャダイという血統、ジワジワと伸びる点から距離延長が武器になる。「賞金を積んでも桜花賞には行かない。狙いはオークスだね。ここ2戦で乗った武豊騎手も高く評価してくれた。時計が掛かる中山の馬場は合う」(同師)。関東馬が席巻するクラシック戦線。今週は幸運を味方に付けた小島茂勢が大仕事だ。

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2012年3月16日のニュース