【フィリーズR】アンチュラス 川田「信じて乗る」

[ 2012年3月9日 06:00 ]

<フィリーズR>気性難が最大の課題のアンチュラス

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「キーマンの懐へ」は、フィリーズRでアンチュラスに騎乗する川田将雅騎手(26)に迫った。

 ――アンチュラスですがデビュー戦からメンコ(耳覆い)を着けています。

 川田 今はだいぶ落ち着いてきたけど、調教で跳ねたりするうるさい面がありました。それでメンコを着けているのだと思います。

 ――前走(阪神JF5着)は最内枠。向正面で窮屈になる場面。

 中盤すぎからはスムーズに競馬ができました。ただ、スタート後しばらくはかぶせられるような形になり、かなり窮屈でした。

 ――3コーナー手前では掛かるようなそぶりも。

 1400メートルでも行きたがるような面のある馬。前走は1600メートルだったことを考えれば、むしろよく辛抱した方だと思います。

 ――コーナーは上手に経済コースを回った。

 馬群の中で我慢させた前々走(ファンタジーS2着)の成果があり、上手にインを立ち回れました。

 ――それでも、直線の伸びがいまひとつでした。

 一瞬は伸びてくれました。伸びてはいるのですが1600メートルだった分、ジワジワという感じだったのだと思います。

 ――頭を上げたり首を横に振ったりして真っすぐ走らない面がある。

 左右どちらかによれるというわけではないのですが、右へ出すと右、左へ出すと左というようにスペースのある方へ行こうとする面がありました。ただ、中間の調教で乗った限り、そういう面は出さなかったので今は大丈夫だと信じて乗ります。

 ――中間はいったん放牧。帰厩後に2度またがったのですね?

 去年よりもだいぶたくましくなってきた感じを受けました。

 ――中間の雨で道悪の可能性がある。

 そのあたりはやってみないと分かりません。ただ、デビュー前から調教に乗せてもらい、能力の高さは感じさせていた馬。そのあたりでカバーしてくれることを期待しています。

 ――あとは真っすぐ走らせるだけ?

 しっかり走らせてあげて結果を出せるように乗りたいです。

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2012年3月9日のニュース