【紅梅Ｓ】前走惨敗…エイシンキンチェム反撃

＜紅梅Ｓ＞地力上位のエイシンキンチェム

　１５日京都１０Ｒ・紅梅Ｓに出走するエイシンキンチェムは前走の阪神ＪＦでまさかの最下位１８着。好位のインで理想的に立ち回りながらの急失速は、高野師にも解せない内容だった。

　「ジョッキーも急に手応えがなくなったと言っていた。あれだけ一気に止まるのは、単純に距離だけが原因じゃないと思うんです。上がってきても異常はなかったし、精神的なものなのか何なのか…」

　それだけに今回は真価を問われるレースとなる。幸いにも中間の動きは文句なしだ。６日にはＣＷコースで６Ｆ８１秒２～１３秒１の好時計をマークした。「動きはホントいい。能力通りに走ってくれれば、間違いなくいい勝負になる馬ですからね」。昨夏のダリア賞では、後に京王杯２歳Ｓを制し、朝日杯ＦＳで３着となるレオアクティブを悠々と封じたほど。再び桜花賞戦線に名乗りを上げるためにも譲れない一戦だ。