小崎憲調教師の長男、夢へまっしぐら

[ 2012年1月12日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=11日】トレセンに競馬学校の騎手候補生が数人、研修にきていた。名前入りのゼッケンをつけ、初々しく周りの関係者にあいさつ。坂田が調教スタンド前を通りかかった競馬学校生を見ると胸と背に「小崎綾也」の名前。小崎憲調教師の長男だ。きのうから5日間、村山厩舎で研修中だという。

 早速、厩舎で話を聞いてみると「小さい頃からトレセンで育ってきたので。帰ってきたって感じですね」と充実感に満ちた表情だった。現在は1年生。順調にいけば再来年の春に卒業して、騎手としてデビューすることになる。「父には応援はするけど頑張らないと。馬の世界は厳しいからな、って言われました。ずっと憧れていた仕事です」と目を輝かせていた。研修先として受け入れた村山師も「将来は世界を股にかけて渡り合えるジョッキーになってくれれば」と温かい視線でこの16歳の若者にエールを送った。数年後の騎手としての活躍。その日が坂田も楽しみになった。 

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2012年1月12日のニュース