【SS王座決定戦】浦田、史上3人目SG全冠制覇

[ 2012年1月1日 06:00 ]

<SS王座決定戦>レースを制した浦田は笑顔でガッツポーズ

 川口オートのSG「第26回SS王座決定戦」(優勝賞金3000万円)は31日の11Rで争われ、8周1コーナーで先頭に立った浦田信輔(38=飯塚)が快勝。片平巧、永井大介に次ぐ史上3人目のSG全冠制覇を達成した。

 「ここ何年かで一番の手応え」の愛車パンジャAで臨む浦田が、異次元の強さを見せつけた。スタートこそ6番手と後方だったが、全幅の信頼を寄せるエンジンが力強く上位へ押し上げていく。「試走から自分の方が出ていると確信していたし、先行する(永井)大介に追いついた時点で優勝できると思った」と胸を張った。「先頭に立ってから(永井に)入られると思って締めて回った」と冷静さを失わず、06年4月船橋オールスター以来、6回目となるSGタイトル奪取へ結び付けた。

 グランドスラムについては「何年も前から言われていたけど、この日を迎えられてうれしい。親父(師匠で元選手の桝崎正)に伝えたい」と一瞬だけ表情を崩したが、新年3日から地元飯塚の一般戦に出場するだけに「今後は下手なレースはできない」とすぐに勝負師の顔に戻っていた。

 ◆浦田 信輔(うらた・しんすけ)1973年(昭48)7月31日、福岡県生まれの38歳。飯塚支部所属。93年7月2日登録の23期生。同期は池田政和、竹谷隆、浅香潤ら。通算90V。11年は最多V(10回)、最多1着(68勝)、賞金王の“3冠”を達成。血液型AB。

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2012年1月1日のニュース