【阪神ＪＦ】ラシンティランテ、気配上向き

＜阪神ＪＦ＞ラシンティランテは中１週でも疲れなし

　成長の跡を見せつけた。ラシンティランテは前走の白菊賞が強い勝ちっぷり。中団から抜け出すときの脚が速く、あっという間に後続に３馬身半差をつけた。何が変わったのか。安田助手がその違いを伝える。

　「札幌の時（札幌２歳Ｓ６着）に比べて、全体的に成長してどっしり感がある。もともといいものがあったが、さらに良くなった感じがする」

　札幌滞在時はダートコースでの調教。故障させないように負荷をかけ過ぎず、気を使いながら調整してきたことが、その後の休養での成長に結び付いたと言える。中１週となる今回も疲れはさほどなく、調整は至って順調。「気配は上向いている感じ」と安田助手が手応えをつかんでいる。決め手の非凡さから、広い外回りコースは合いそう。馬体重は４４０キロ台と小柄だが、実戦を使いつつパワーアップしている。今の充実ぶりなら、このメンバーでも決してヒケは取らないはずだ。