「サマーマイルシリーズ」誕生、夏競馬充実へ

[ 2011年11月22日 06:00 ]

 JRAは21日、東京都港区の六本木事務所で経営委員会を開き、来年度の事業計画を発表。夏競馬の充実を図るため、新たに「サマーマイルシリーズ」が誕生する。対象はマイル重賞となる中京記念と関屋記念、京成杯AHの3レースで褒賞金は3000万円。また、サマースプリントシリーズにCBC賞が加わり、サマー2000シリーズと共に褒賞金は4000万円(今年は5000万円)に。

 また、JRAを取り巻く環境が厳しさを増す中、賞金が大幅に減額される。本賞金は26億円減。重賞は5億6000万円減で、1着賞金が据え置かれるのは平地GI22重賞とAJC杯、東スポ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳Sのみ。残る平地98重賞と障害全10重賞は1着賞金100~500万円の減額となる。中山大障害は500万円減の6500万円、毎日王冠は500万円減の6000万円に。なお、来年度の収入支出予算総額(案)は2兆3162万0978万9000円(対前年比92・4%)で議決された。

 ▽他の主な変更点

 出走馬選定 2、3歳限定GIと宝塚記念、有馬記念を除く3歳以上のGIでレーティング上位5頭に優先出走。

 地方競馬発売 JRAインターネット投票で来秋以降、指定されたダートグレード重賞を発売(発売レースは後日発表)。

 東西交互 WSJSは来年はジャパンC週の東京で実施。13年以降は東西交互に。
 重量変更 G2とGI前哨戦のG3で基礎重量が現行より1キロ減に。例えば、毎日王冠、京都大賞典で最大59キロ→58キロに。

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2011年11月22日のニュース