【天皇賞・秋】アーネストリー雪辱へ出来“宝塚級”

[ 2011年10月25日 06:00 ]

<天皇賞・秋>昨年3着の雪辱を期すアーネストリーと佐藤

 アーネストリーは昨年3着。勝ち馬ブエナビスタには楽々と突き放された。「あっという間にかわされたね」と佐々木師が思わず苦笑いを浮かべるほどの完敗。だが、今年の宝塚記念ではそのブエナをねじ伏せ、グランプリホースの座をつかんだ。

 何が変わったのか。昨年との違いを田重田厩務員は「とにかく(体質が)弱かったからね。手がかかるし担当者は大変。でも今はあまり心配せんでもええようになった」と話す。半年以上の休養が4回。体のいたるところに問題を起こし思うようにレースに使えなかった。しかし、陣営が辛抱に辛抱を重ねたことで徐々に素質が開花した。

 前走・オールカマーは59キロを背負っての完勝。直線入り口で先頭に立ち押し切る“横綱相撲”だ。「出来は七分くらい。(札幌記念を回避した)捻挫の様子を見ながら、加減しての調整だったから。結果が出て良かった」と田重田厩務員。1度使われたことで気配は上向き。「宝塚記念も良かったけど、今回も同じくらいの状態で出せる」と仕上げに自信を見せている。

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2011年10月25日のニュース