【シリウスS】キングリー初砂で復活V!重賞3勝目

[ 2011年10月2日 06:00 ]

<シリウスS>優勝したヤマニンキングリーと武豊騎手

 阪神メーン「第15回シリウスS」は初ダートのヤマニンキングリーが制した。ポンとゲートを飛び出すとスタート後の芝で楽に好位へ。道中は逃げるタナトスを見るポジションで絶好の手応え。直線で悠々と抜け出すと2着キングスエンブレムに2馬身半差の完勝だ。武豊は「スタートが良かったしダートは初めてだから砂をかぶらないポジションで運べればと。道中の手応えが凄く良くて、押し切れそうな感じだった。久しぶりにこの馬の力を示すことができて良かった」。

 09年札幌記念でブエナビスタを破った実力馬も、2年以上白星はなし。河内師は「前走を勝っていればここには使っていなかった。血統的にダートもこなせると思っていたし今回はハンデが56キロ。いい条件がそろったんだろうね」。完全復活を告げる3度目の重賞Vをダートで飾って今後の選択肢が広がった。次走について「これから考える。(芝、ダート)どちらかに統一した方がいいのかな」とプランを練る。

 ◆ヤマニンキングリー 父アグネスデジタル 母ヤマニンアリーナ(母の父サンデーサイレンス) 牡6歳 栗東・河内厩舎所属 馬主・土井肇氏 生産者・北海道新冠町錦岡牧場 戦績29戦7勝 総獲得賞金2億9634万4000円。

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